
Mars Rover
Harmonic Driveは、高精度のサーボアクチュエータやギア部品の設計と製造を行っている。その精度は、米航空宇宙局(NASA)の要求に応えられるほどだ。現在Harmonic Driveは、航空宇宙産業の企業Motiv Space Systemsと協力して、NASAジェット推進研究所が2020年に計画している火星探査ミッション用のメインロボットアームを開発している。この5自由度のロボットアームは、到達範囲が2メートルで、最大積載量は45kgとなっている。このアームは、地表探査用の複数の調査機器を扱うことになる。それに加え、火星の地表からコアサンプルを採取し、ローバーの貯蔵システムに収容することができる。