Salesforceは米国時間10月10日、「Salesforce IoT Explorer Edition」を発表した。顧客はこのツールを利用することで、販売やサービス、マーケティングといったプロセスの構築や配置、自動化を実現できるようになる。
Salesforceはこのツールによって、IoTに対する同社の取り組みをよりクラウドに重点を置いたものにしたいと考えている。
Salesforce IoT Explorer Editionはセンサのデータを捕捉し、その情報を取り込んで「Salesforce Platform」に送り込み、販売やサービス、マーケティング関連のキャンペーンを開始するためのルールを作成するようになっている。
同社は、Salesforce IoT Explorerが顧客企業にとって魅力あるものとなるよう、接続された任意のデバイスに対する自動化機能を搭載したローコードインターフェースを採用している。
同社のSalesforce IoT担当ゼネラルマネージャーであるWoodson Martin氏によると、顧客企業が容易にIoTデータを活用し、その顧客のエクスペリエンスを向上できるようにすることを目指しているという。同氏は「ローコード開発のソリューションとなっているため、顧客はデータを活用し、顧客エクスペリエンスの向上や、市場への関与を強化する方法を試行錯誤できるようになっている」と述べている。
またSalesforce IoT Explorerは、Salesforce Platform上にある顧客のコンテキストやデータも利用できるようになっている。同社は、IoTへの投資を収益化するためのより積極的なエンゲージメントを可能にしようとしている。
Salesforce IoT Explorerは10月17日に、同社の任意のクラウドに対する追加サービスとして一般提供が開始される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。