朝日新聞社もE-JAWSコミッティを務めている。同社でデジタル本部長補佐を務める山本和人氏が感じるE-JAWSのメリットは、「参加者がみな本音で語ってくれるところ」だ。「なぜAWSに移行したのか、社内にどう説明したのか、などが聞ける」(山本氏)

朝日新聞社でデジタル本部長補佐を務める山本和人氏
日通情報システムもE-JAWSコミッティだ。同社のインフラサービス部で課長(プロジェクト担当)を務める下田よしの氏は、「会員がみな『何かを得て帰ろう』という前向きな意識で参加している。会員間の交流も楽しい。込み入った情報交換もできる」(下田氏)と、E-JAWSのメリットを語る。

日通情報システムのインフラサービス部で課長(プロジェクト担当)を務める下田よしの氏
意志決定者の会合ではコストの話や採用理由なども聞ける
E-JAWSは、年間を通して活動している。会員限定の会合としては、総会(年に2回)、意志決定者向けの会合(年に2回)、現場担当者向けの部会(2カ月に1回)、会員が自発的に立ち上げる分科会(頻度はそれぞれ)を実施している。
これとは別に、E-JAWSに関心があるけれども入会していない企業に向けたイベントとして、「E-JAWS Conference」を開催している。直近では2017年9月に大阪で実施した。次回は2018年1月24日に東京で実施する。
年に2回の総会では、新規に会員になった企業を紹介し、新規の会員企業にプレゼンしてもらう。次回の総会は2018年3月6日に開催する。
意志決定者向けの会合では、「AWSを採用した理由」や「コストを削減できなかった話」といった、意志決定者クラスの生の話が聞ける。「E-JAWSでしか話を聞くことができない人の話が聞ける」(友岡氏)
現場担当者向けの部会は2カ月に1回、IoT、ビッグデータ、セキュリティなど、その都度テーマを決めて開催している。まずは事務局がテーマについて解説し、その後に6〜7人のチームに分かれて議論し、課題や解決方法を共有する。最後にチーム単位で議論の内容を発表する。
分科会は、個々の会員が興味を持っているテーマに応じて自由に活動する。活動頻度もまちまちだ。常時、6〜7個の分科会が存続しており、セキュリティ、サーバーレス、機械学習、IoTなど、代表的なテーマの分科会がある。