Salesforceは米国時間1月19日、学習プログラムである「Trailhead」プラットフォームに「Skills Graph」機能を追加したと発表した。その狙いは、同プラットフォーム上で開発者のスキルをより明確にすることで、従来の履歴書の概念を刷新する、あるいは少なくとも新たな価値をもたらすというものだ。
Salesforceは、開発者を育成するためにTrailheadプラットフォームとその教育コンテンツに投資してきた。Salesforceは同社の開発者ベースや従業員を有効活用することで、売り上げとインストールベースの拡大に結びつけられる。
Trailhead担当ゼネラルマネージャーであるSara Franklin氏によると、Skills Graphの目的は獲得したバッジを見やすく表示し、特定の仕事に最適な人材を明確にすることにあるという。
同氏によると、従来の履歴書は業務経験や学歴、社会的なつながりに焦点を当てているものの、「実際の雇用現場では候補者のスキルやできることに基づいて採用が決定されている」という。
Skills Graphは、企業が開発者に求めるものと、従来の職種の間にあるミスマッチをなくそうというものだ。同氏はTrailheadのプロフィールによって、Java、ユーザーエクスペリエンス、バックエンドの自動化といった各専門知識の微妙なニュアンスを明確化できると述べている。従来の履歴書では、これらの専門知識はおそらく、単なるコンピュータ科学として記載されていたものだ。
またTrailheadには、求職者が自らのスキルを見つけてもらいやすくするための短縮URL提供機能「Vanity URL」も追加されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。