Googleは米国時間1月30日、モバイルデバイス管理(MDM)などを手掛けるMobileIronと提携し、クラウドサービス向けマーケットプレースを提供することを発表した。
両社は、「Google Cloud」のコマースプラットフォーム「Orbitera」と、MobileIronの製品を組み合わせたサービスを提供する。
このプラットフォームを利用すれば、再販業者や企業、OEM会社、独立系ソフトウェア企業などが、顧客や従業員に対して、モバイルアプリの配布、セキュリティの確保、アナリティクスなどを行うサービスを提供できる。
このプラットフォームの主な特長は次のようなものだ。
- 運用会社が顧客セグメントに応じてカスタマイズしたサービスバンドルを構築できる。
- 運用会社とマーケットプレースの顧客の両方にカスタマイズされたブランディングを提供できる。
- デバイス、データ、音声、サードパーティークラウドサービスの月々の請求を一括で処理できる。
- クラウドサービスに対するアクセスの安全性を確保できる。
- 利用状況を分析するアナリティクス機能によって、従業員が利用しているサービスを把握できる。
Googleは公式ブログの記事で、「MobileIronとの提携で目指すゴールは、企業が正規の顧客やパートナーに提供するための、アプリへのアクセス、請求の合理化、アプリケーションの権利付与と認証などに加え、バックエンドのコンピューティング・ストレージサービスとしてGoogle Cloud Platformを利用できる統合マーケットプレースを、より素早く簡単に構築できるようにすることだ」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。