日本マイクロソフトとFIXERは2月8日、Microsoft Azureを利用した金融機関向けのマネージドサービスを6月から提供すると発表した。
新サービスは、金融情報システムセンター(FISC)の安全対策基準などの業界ガイドラインをもとに、Azure上で稼働する各種システムの開発や24時間体制での運用および監視、保守をFIXERが担当する。マイクロソフトはAzure関連の技術指導と顧客に対する営業支援を行う。また、Azureの使用状況に応じて顧客に同サービスの最適なプランを自動的に提案する機能も開発する。
両社は、金融機関が企業などの資金需要の低迷やマイナス金利政策の長期化などの影響から厳しい事業環境にさらされ続け、独自の成長戦略やコスト削減の展開が不可欠になっていると説明。このため、パブリッククラウドのAzureと新サービスを活用することで、金融機関は従来のようにIT資産を所有せず、APIや人工知能(AI)などの新技術を活用するシステムやサービスの開発を効率的かつ迅速に進められるとしている。