日本オラクルは2月13日、半導体製造装置の製造・販売を行う新川に、人材管理クラウド「Oracle HCM Cloud」のタレントマネジメントを導入したと発表した。
継続的な技術革新が求められる半導体製造装置業界にあって、新川では、中期経営計画の中で「組織活性化と人材育成」を掲げ、技術者の育成や、多様な社員の発掘・育成の強化を目指している。その中で、散在する人材情報、業務の進捗管理・目標設定などの効率化やデータ分析による適材適所の組織づくりなどに課題があったという。
そこで新川は、人材情報の一元化やデータ分析、将来的にノーレイティングスの導入を支える仕組みとして「Oracle HCM Cloud」を採用。これにより、最新の人材情報にいつでもアクセスすることができ、上司と社員がリアルタイムにコミュニケーションを図りながら、業務の進捗確認・評価が可能になったという。
新川は、まず本社の社員を対象にした人材情報の管理や、社員自身が果たすべき業務を評価するリアルタイムミッション管理を実現する総合人材データベースに「Oracle HCM Cloud」を活用する。さらに今後、組織活性化に向けて、評価制度の潮流である年次・中間などの人事評価を行わないノーレイティングスの仕組みの導入も視野に入れているとしている。