調査会社RedMonkによると、2018年1月期におけるプログラミング言語ランキングでは、前回調査に引き続きJavaScriptが首位だったものの、Microsoftの開発した2つの言語が着実に順位を上げてきているという。
RedMonkのランキングは、GitHubにおけるプルリクエストの数と、開発者向けの知識共有サイトStack Overflowでタグ付けされた言語の概数に基づいている。
RedMonkのアナリストStephen O'Grady氏はこれらの数値に基づき、JavaScriptが昨年と同様、最もポピュラーな言語であり続けていると評価している。
実際のところ、RedMonkの挙げた上位10位までのリストは、AppleのSwiftが順位を上げ、同社が以前に全面的に採用していたObjective-Cに追いつき、同じ10位を分け合ったこと以外、何も変わっていない。
上位10位の言語は、トップから順にJavaScript、Java、Python、PHP、C#、C++、CSS、Ruby、Cとなり、SwiftとObjective-Cが10位となっている。
TIOBE Softwareによる2018年3月のプログラミング言語インデックス(TIOBE Index)でも、上位10言語は似たようなものとなっているが、その順序は異なっており、Javaが1位、その後はC、C++、Python、C#、Visual Basic .NET、PHP、JavaScript、Ruby、SQLとなっている。
これらやその他の有名なランキングは、開発者に対してどういったスキルを獲得するべきかという情報を与えることを目的としている。
O'Grady氏は、RedMonkのトップ10に入れなかった言語について、いくつかの特筆すべき点を挙げている。そういったなかには、バックエンドシステム言語として急上昇していたGoがほぼ横ばいになっていることも含まれている。
Goは2015年6月期のランキングから15位を保っていたが、今回TypeScriptが躍進した結果、初めて順位を落として16位となった。
O'Grady氏はGoがバックエンドの言語としての役割を超え、例えばJavaのような言語ほど多くの用途に使われるようになるとは考えていない。