Microsoftは米国時間4月2日、同社の認定資格プログラム「Microsoft Professional Program」に人工知能(AI)のオンライントレーニングプログラムを新たに追加し、コース完了者による認定資格の取得を可能にすると発表した。
新たな「Microsoft Professional Program for Artificial Intelligence」は一般に公開されている。このトレーニングプログラムはAIに関する自らのスキルを伸ばしたいと考えている開発者のほか、全般的なAI教育に興味のある人は誰でも参加できる。同プログラムは10のコースから構成されており、各コースの所要時間は8〜16時間となっている。なおこれらのコースでは、Pythonや数学/統計、倫理、データ分析、「Azure Machine Learning」、コンピュータビジョン、自然言語処理、音声認識といった技術が網羅されている。
全コースを終了すると、Microsoft Professional Program Certificate for Artificial Intelligenceのデジタル認定証を得ることができる。
なお、これらのコースは無償ではない。参加者は各コースについて、edX.orgから修了証を購入する必要がある。しかしMicrosoftは、興味を持った人々による無償のサインアップと聴講を可能にしている。ただこの場合、完了時に認定証は得られない。詳細は同社のFAQサイトに記されている。
この新たなAIプログラムは、Microsoft Professional Programという名称の下で実施されている複数のトレーニングプログラムのうちの1つだ。他のプログラムとして、ビッグデータやクラウド管理、データ科学、フロントエンドウェブ開発、ITサポート、DevOpsなどが用意されている。
Microsoftが2016年にこうした形のコースに関する計画を最初に発表した時点では、このプログラムは「Microsoft Professional Degree」と呼ばれていた。

提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。