Microsoftはカナダのトロントで開催している年次パートナー向けカンファレンス「Microsoft Worldwide Partner Conference 2016」(WPC 2016)の3日目となる米国時間7月13日、「Microsoft Professional Degree」(MPD)という新たなオンライン認定資格プログラムを発表した。
このプログラムは現時点ではベータ/パイロット段階となっており、最初の認定資格として9月にデータ科学分野の資格が提供される予定だ。
同プログラムのウェブサイトには、Microsoftは同分野で必要とされるコアスキルを見極めるために、データ科学者や、そうした人材を雇用している企業から助言を得たと記されている。そのうえで同社は、オンラインコースやハンズオンラボを通じてスキルアップを図るカリキュラムを作り上げたという。カリキュラムの修了者はデータ科学分野のMPDを取得することができる。
このプログラムに興味があるのであれば、Microsoftのサイトで電子メールアドレスを登録しておくことで、プログラムの一般開放時に通知を受け取れるようになっている。
プログラムの参加者は、無償でコースを受講可能でハンズオンラボを利用することもできる。
Microsoftのウェブサイトには、「ただMPDを取得するには、カリキュラム内で受講した10のコースそれぞれのVerified Certificate(修了証)を購入する必要がある。修了証はデータ科学分野の場合、入門課程が25ドル、『Statistical Thinking for Data Science and Analytics』(データ科学と分析のための統計的思考)が99ドル、その他のコースはそれぞれ49ドルとなる」と記されている。
データ科学分野のパイロット運用期間中、参加者はedX(大規模オンライン公開講座)を通じて各コースを受講し、必要となる修了証を購入する必要がある。コースと価格の詳細情報についてはedX.orgにアクセスしてほしい。
またMPDプログラムの詳細については、FAQページにアクセスにしてほしい。FAQページによると現時点では、認定プログラムが実施されているのはデータ科学分野だけであり、サポートされている言語は英語のみだという。
Microsoftは2013年に「マスター認定」という上級認定資格を終了している。同社は当時、認定プログラムの持続性を向上させる最適な方法を検討中だと語っていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。