Salesforceは米国時間5月14日、データ保護責任者(DPO)を任命し、施行が5月25日に迫った欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)の要件を満たしたと発表した。
DPOに任命されたのはLindsey Finch氏だ。Finch氏は同社に10年以上在籍しており、現在はグローバルプライバシーおよび製品関連の法務を担当するシニアバイスプレジデントを務めている。同氏はDPOとして、顧客関係管理(CRM)事業の確実なGDPR順守に責任を持つとともに、同社と規制当局の間の窓口を務めることになる。
Salesforceは2018年に入ってから、顧客企業がGDPRを順守できるよう支援するための専用ウェブサイトを開設し、「Data Processing Addendum」(データ処理に関する追加契約)といったリソースを提供している。またSalesforceは、GDPRの要件を満たすために同社プラットフォームをアップデートし、同社のレコード全体に対する個人のプライバシー設定を統合するためのツール「Individual Object」などを追加している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。