データ分析会社Cambridge AnalyticaがFacebookのユーザー情報を大量に入手し、2016年の米大統領選挙の結果に影響を与えようとしたとされる問題で、Facebookは厳しい立場に追い込まれた。
こうした問題は、ビッグデータの管理やガバナンスの本質を揺るがすもので、この事件はビッグデータを取り扱う企業に警鐘を鳴らした。ビッグデータは日々、この種のセキュリティ侵害やデータ漏えいの脅威にさらされており、企業には十分な対策が必要とみられている。
また、情報プライバシーに関する情勢が変化する中、企業には2018年5月25日に施行される欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)後を見据えた顧客情報戦略が求められている。
騒動を振り返り、企業がプライバシー問題やビッグデータ管理の課題についてあらためて考える上で参考になる記事をまとめた。