C3 IoTとIntelは米国時間5月23日、人工知能(AI)分野での利用に最適化したソフトウェアとハードウェアの提供で提携していくと発表した。
新たな「C3 IoT AI Appliance powered by Intel AI」は、ディープラーニング(DL)やその他の機械学習(ML)モデルの開発/訓練のためのフルスタックのターンキーシステムだ。これには「C3 IoT Platform」とともに「Microsoft Azure Stack」がプリインストールされている。
C3 IoT AI Applianceは、プライバシーやセキュリティ、規制などの理由でパブリッククラウドを利用できない組織や、クラウドコンピュートの弾力性を必要としないアプリケーションに向けて最適化されている。一方、C3 IoT Platformはオンプレミスやクラウド上、あるいは運用上の柔軟性を最大化するためのハイブリッド環境でシームレスに稼働できる。
C3 IoTとIntelは、金融サービス業や鉱山業、石油およびガス産業、ヘルスケア関連、製造業、航空宇宙産業、防衛産業、公共部門といった複数の業界で活用できると述べた。
C3 IoTの最高経営責任者(CEO)Thomas M. Siebel氏は発表で、「われわれは、企業におけるAIアプリやIoTアプリをサポートするために、Intelの強力なエンジンとC3 IoT Platformの能力を活用することで、世界の先進的企業におけるデジタル変革を劇的に加速していく」と述べるとともに、「C3 IoTとIntelは、共通する顧客に対してかつてないレベルでの運用効率や生産性、競争力を提供する」と続けた。
今回の提携には、マーケティングや販売、訓練、ラピッドプロトタイピングのイニシアティブに向けた協業も含まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。