Microsoftは7月に開催されたパートナー向けカンファレンス「Inspire」で、「Microsoft Teams」グループチャットプラットフォームが「Skype for Business Online」に機能面で追いついたと参加者に述べた。米国時間8月24日、MicrosoftはSkype for Business Onlineの機能をTeamsに移植するロードマップを実現したと述べた。
Microsoftは24日のブログ記事で、「われわれはSkype for Business Onlineの特徴と機能性をTeamsに移植する当社のロードマップを完了したことを発表できてうれしく思う」と述べた。
提供: Microsoft
Microsoftは2017年、Skype for Business OnlineをTeamsグループチャットプラットフォームに移行させる計画を発表した。
24日のブログ記事で、Microsoftは「この数週間」にTeamsに追加したメッセージング、会議、通話などに関する機能や、デバイスエコシステムの強化について説明している。
MicrosoftがSkype for Business Onlineの機能をTeamsに移植する取り組みで、今回最も多くの機能が追加されたのは通話関連の機能だった。通話キューや自動応答、通話をグループに転送する機能、不在時のサポート、ダイレクトルーティング関連の機能などが追加されたという。
Skype for Business/Teams移行に関するMicrosoftのロードマップには、複数の企業向け音声機能が「2018暦年第4四半期に提供予定」として記載されている。コールパーク、グループコールピックアップ、ロケーションベースのルーティングのプレビューなどだ。Microsoftの広報担当者によると、これらの機能はSkype for Business Onlineには搭載されていなかったという。
Teamsへの移行に関して、Microsoftは、Skype for BusinessとTeamsを同時に使う場合や、完全にTeamsに移行する場合のベストプラクティスやリソースなどに関するセルフサービス型のガイダンスを提供している。また、「Microsoft Teams & Skype for Business Admin Center」でアップグレードや移行のためのツールが用意される。これらのツールは、2018年中にOffice 365の全顧客に提供される予定だ。
また、MicrosoftによるTeamsへの自動アップグレードがオプションとして提供される予定だ。対象となるユーザーには、電子メールやOffice 365 Message Centerで通知される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。