JVCケンウッドは、基幹システムを含む大規模システムをNECのクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」と「NEC神奈川データセンター」に移行した。NECが発表した。
新環境は、IaaSとデータセンターのハウジングサービス活用によるハイブリッドクラウド環境で、7月から本格稼働している。移行後は事業継続性計画(BCP)強化と運用管理コストの50%削減を実現している。移行プロジェクトの期間は4カ月で、既設のデータセンターからNECデータセンターへサーバおよびネットワーク機器約300台(16ラック)の物理的な移設と、クラウド環境に構築された仮想サーバの移行を、わずか2日間の業務停止時間で実施できた。
システム構成図
JVCケンウッドでは、東日本大震災の教訓や、近年の予想を超える異常気象・大規模災害を考慮し、さらなる事業継続性の強化と、複雑化する社内システムやクラウドの運用効率化を目指し、今回の移行に踏み切った。