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米ZDNet編集長Larryの独り言

AWSジャシーCEOの脱オラクル発言でやはり気になるエリソン氏

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2018-11-22 08:30

 Amazon Web Services(AWS)の最高経営責任者(CEO)Andy Jassy氏は、Amazonのコンシューマー事業では、Oracleのデータベースの利用をほぼ終了し、AWSのそれに移行しようとしていると述べた。ことあるごとにAWSにジャブを打ち出してくるOracleの最高技術責任者(CTO)Larry Ellison氏の攻撃を封じようとする意図があるかのようだ。

 とはいえ、Ellison氏がひるむことはないだろう。Jassy氏は以下のようにツイートしている。

 「はいはい、Larry、勝手に発言し続けていればいいよ」という流れにおける最新の話題だ。Amazonのコンシューマー事業では11月1日をもってOracleのデータウェアハウスの使用を終了し、「Amazon Redshift」に移行したということを報告したい。2018年末までにはOracleのデータベースの88%(そしてクリティカルなシステムの97%)が「Amazon Aurora」および「Amazon DynamoDB」に移行する。#DBFreedom

 Oracleのデータベースを使用しているSaaSプロバイダーやクラウドプロバイダーにとって、Amazonの今回の動きは重要なマイルストーンとなるかもしれない。Salesforceの共同CEOであるMarc Benioff氏も結局のところ、Oracleのデータベースを捨て去りたいと考えているものの、コストを最低限に抑えるためにEllison氏との男同士の少々変わった友情関係を保ち続ける必要がある。その一方、SalesforceはAWSとも提携している。また、SAPのクラウドへの取り組みもOracleのデータベースに大きく依存している。

 Oracleのデータベースで業務を運用することについてはおかしな話ではない。また、Oracleの自律型データベースや第2世代のクラウドには期待が持てそうだ。ただEllison氏が、Oracleを利用している大手クラウドプロバイダーについて頻繁に言及することをやめられないというのが問題だ。Oralce製品が競合他社の業務をいかに支えているかについて頻繁に口にするというのは、売り文句とあざけりという2つの面をあわせ持っている。あざけるような発言を繰り返していると、いつかは大きなパンチをくらってしまう。そして大手顧客であっても我慢には限界というものがある。

 Jassy氏のツイートはかなり強いジャブだ。とはいえEllison氏はその程度では沈黙しないだろう。筆者は、PRやコンプライアンス、法的な観点にとらわれず、娯楽的な要素満載の話題を提供してくれるIT分野の幹部という、今や数少なくなった人物に好感を覚えるのだ。

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