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Symantecは米国時間12月5日、企業が重要なインフラストラクチャをサイバー攻撃とその被害から保護できるよう支援する新製品を発表した。「Industrial Control System Protection(ICSP)Neural」はIoTおよび「Operational Technology(OT)」環境への攻撃を阻止するために、USBデバイス上でマルウェアスキャンを実行するデバイスだ。
ICSP Neuralはニューラルネットワークが統合されたUSBスキャニングステーションであり、人工知能(AI)を利用して、USB上のマルウェアを検知し、保護することで、IoTとOT環境への攻撃を防ぐとSymantecは述べている。同社によると、既存のICSP環境では、スキャンされたUSBデバイスの最大50%がマルウェアに感染していることが明らかになったという。
同社は石油やガス、製造、輸送など、古いレガシーシステムを使用している業界を想定している。これらのレガシーシステムでは、システムのアップデートにUSBデバイスが利用されることが多い。
同社はプレスリリースで、「最近の調査では、(産業制御システムの)半数以上が旧式の『Windows』システムで稼働しており、リスクの影響を非常に受けやすくなっていることが明らかになった。例えば、悪名高い『Stuxnet』ワームはUSBベースのマルウェアを使用して、イランの核施設の遠心分離機を不正に操作し、最終的には、同国の核開発計画の重要な部分を妨害した」と述べた。
Symantecは幅広い「Enterprise Security」(エンタープライズセキュリティ)事業の一部であるエンドポイントセキュリティ事業にリソースを投入している。11月には、「Integrated Cyber Defense Platform」に重要なテクノロジの統合をもたらす取り組みの一環としてAppthorityとJavelin Networksを買収した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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