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マイクロソフト、「Windows」PCのマルウェア感染予測コンペを「Kaggle」で開始

Liam Tung (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2018-12-17 11:20

 Microsoftが、「Kaggle」でデータサイエンティスト向けに「Microsoft Malware Prediction」コンペを開始した。「Windows」PCがマルウェアにすぐに感染しそうかどうかを予想するアルゴリズムを開発するというもので、賞金は総額2万5000ドル(約280万円)となっている。Kaggleは、企業や研究者がデータを投稿し、世界中のデータサイエンティストがその最適モデルを競い合う、予測モデリング及び分析手法関連プラットフォームだ。Googleは2017年に、Kaggleを買収したと発表した。

 このコンペを運営するのはMicrosoftのWindows Defender Advanced Threat Protection(ATP)Researchチームだ。同チームは学術パートナーとして米ノースイースタン大学、ジョージア工科大学の支援を受けている。

 MicrosoftはKaggleのページで、「コンペの目標は、マシンの異なるプロパティをベースにした、さまざまなマルウェアファミリにWindowsマシンが感染する可能性を予測することだ」と述べている。

 Microsoftは予測モデルの構築用として、1680万台のデバイスから収集し、特定できないようにされた実際のデータ9.4Gバイトを研究者に提供する。開発した予測モデルは、正確な予測ができる能力について採点される。

 マルウェアの検出は、「新しいマシン、インターネットにアクセスするマシンとオフラインになるマシン、パッチを受信するマシン、新しいOSを受け取るマシンの導入」やその他の要因により、「複雑になっている」とMicrosoftは述べている。

 データにはマシンの位置情報、インストールされているウイルス対策ソフトウェアの種類と有効性、デフォルトのブラウザ、CPU、OSビルド番号、S Modeかどうかなどの詳細情報も含まれている。

 コンペは米国時間12月13日にスタートしており、多数のチームが参加を表明している。参加チームは3カ月かけて正確な予測モデルを開発して提出することになる。

 Microsoftは、この結果を利用して、Windows Defenderの機械学習モデルに採用されている「多層防御」を改善するための新しい機会を見出すことにつながるよう期待を寄せている。Windows Defenderの機械学習モデルは2017年10月、BadRabbitランサムウェアが拡散した際に、最初の遭遇から14分後に保護を実現できたという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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