Microsoftは米国時間3月15日、「Windows 10」の最新プレビュー「Build 18358」をリリースし、これまで「Edge」に対応していたセキュリティ機能「Windows Defender Application Guard」を「Chrome」と「Firefox」の拡張機能として追加した。

提供:Microsoft
Windows Defender Application Guardは比較的新しい「Windows Defender」のセキュリティ機能で、これまでEdgeユーザーのみに提供されていた。
Microsoftの発表によると、企業の管理者はWindows Defender Application Guardを使って信頼できるウェブサイトのリストを定義できる。
ユーザーがこのリストに含まれていないURLにアクセスすると、Windows Defender Application Guardが有効になり、サンドボックス化されたセッション(「Hyper-V」を利用したコンテナ)を開始する。このセッションでは、新しいウェブサイトが、Edgeブラウザのほかの部分や基盤となるOSから隔離された安全な環境で読み込まれる。
こうすることで、潜在的な攻撃がユーザーのデータにアクセスして窃取したり、ローカルのOSにマルウェアを埋め込んだりするのを防ぐことができる。
MicrosoftがリリースしたChromeとFirefoxの拡張機能により、Windows DefenderはEdgeを保護するのと同じ方法でこれら2つのブラウザも保護できるようになる。
ChromeとFirefoxのユーザーが、管理者の指定した信頼できるウェブサイトのローカルリストに含まれないウェブサイトにアクセスするたびに、Windows Defenderはその信頼されていないURLをサンドボックス化されたEdgeブラウザ内で読み込む。
確かに、ユーザーは自分が好んで使っているChromeやFirefoxなどのブラウザから離脱させられるが、これはセキュリティ目的でのみ実行される。

提供:Microsoft

提供:Microsoft

提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。