慶應義塾幼稚舎は、「Salesforce Community Cloud」と「Salesforce Platform」を採用し、教職員・児童・保護者がつながるコミュニティの構築を進める。セールスフォース・ドットコムが3月19日に発表した。
慶應義塾幼稚舎は、コミュニティーサイトを新たにSalesforce Communityで構築し、教職員、保護者はSalesforce Platformを介してログインできるようにする。具体的には、新しいコミュニティーサイトで学籍情報の管理や献立表や年間行事予定表、学校からの配付物の閲覧、住所や緊急連絡先などの変更などができるようになる。その他に、行事における保護者の出席者管理、児童活動やクラブ活動などの記録管理および活動管理も可能となる。
従来、児童情報の管理は情報を全て紙ベースで回収し、教職員が入力作業を行い、確認作業では紙を発行して保護者に伝えるというような煩雑なプロセスがあった。今回の導入でさまざまな学校とのやりとりをコミュニティーサイトに集約でき、保護者への確認がメール通知によりスムーズに行うことができるようになる。
例えば、住所変更を行った際には、緊急時の登録情報の変更も併せて行うことができる。また3年次より始まる児童活動や、5年次以上より参加するクラブ活動では、入部希望の集計や、現在どのような活動を行っているかという情報を、担当教諭や関係する専科教諭の間で閲覧できるようになる。