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KDDI、AR観戦サービスにライブ動画配信基盤を採用

NO BUDGET

2019-05-07 10:54

 KDDIは、拡張現実(AR)技術を活用した新しいスポーツ観戦体験の提供を開始した。配信基盤として、ライブ動画ストリーミングソリューション「Limelight Realtime Streaming」を活用している。

 Limelight Realtime Streamingは、遅延時間を1秒未満に抑えるストリーミング配信を可能にする。ウェブブラウザーを使って音声や動画をやりとりする標準規格「WebRTC」を用い、データ転送には通信プロトコル「UDP/IP」を使う。ライムライト・ネットワークスのプライベートネットワークにより結ばれた各接続拠点にWebRTCサーバーを設置し、高速配信サービスを支えている。同サービスでは、デバイスにアプリをインストールすることなく動画配信が可能だ。

 スマートフォンを活用したAR観戦サービスは、2019年1月に行われた「ジャパネット杯 春の高校バレー 第71回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)」で提供された。スマートフォンを通じてコート両エンドライン後方2視点などマルチアングルで観戦可能な「視点ジャンプ」をはじめ、スマートフォンのカメラをかざし会場内のAR空間にマスコットキャラクターのメッセージ画像を投稿して応援できる「ARエール」、さらには現在のスコアやテキストによる実況、選手情報の配信など、バレーボール観戦をより楽しむための多彩なコンテンツが提供された。

 KDDIは、春高バレーの試みに先立って野球観戦を使って実証実験をしたが、現地に映像配信サーバーを設置したにも関わらず、ネットワークの負荷が予想以上に高く、安定した通信を維持するのが困難だった。代替策としてオープンなネットワーク経由の配信を検討したが、実測で4秒以上の遅延が発生してしまうことが分かり、動きの速いバレーボールのプレイを違和感なく配信することはできないと判断された。

 そこでLimelight Realtime Streamingの本採用を決定し、試合開催まで残り1カ月というタイトなスケジュールの中、急ピッチでシステム構築を進め、春高バレーでのAR観戦サービスを提供できた。

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