ポータルサイト「Yahoo!JAPAN」を運営するヤフーは、データ分析基盤「Teradata Vantage」を導入し、本格稼働させた。日本テラデータが5月15日に発表した。
Yahoo!JAPANは、各種サービスのデータをリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)「Teradata Database」に収集し、大規模な分析・活用を進めてきた。システムの拡張に伴い、Teradata Databaseの後継製品であるTeradata Vantageを導入し、同製品のコアエンジンである「NewSQL Engine」を活用したデータ分析基盤を構築した。
NewSQL Engine機能の概要(出典:日本テラデータ)
NewSQL Engineは、数学および統計、データ変換、パス&パターン、セッショナイズ、アトリビューション、スコアリング機能などの関数を用意する。NewSQL Engineのほかに、Machine Learning Engine、Graph Engineを利用することも可能。多構造化データを加工、準備、分析、視覚化するために180種類以上の事前構築済み分析関数も提供する。
Yahoo!JAPANでは、テラデータとのグローバルな技術提携に基づき、Teradata Vantageのベータプログラムに日本のユーザー企業としては唯一参加し、検証を行ってきた。