英Arm、モビリティー分野のデータマネジメント領域でパイオニアと協業強化

NO BUDGET

2019-06-04 18:23

 英Armは5月30日、パイオニアとモビリティー分野のデータマネジメント領域で協業を強化すると発表した。交通事故削減に向け、人工知能(AI)を活用したデータ分析と行動予測・事故予測モデルの構築に関する共同開発を推進する。

 共同開発では、パイオニアの既販車向け先進運転支援システム「Intelligent Pilot」を基盤に、同社のデジタル地図データを活用した分析技術と、Armのカスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data eCDP」によるデータプラットフォーム構築、分析、活用に関する知見を組み合わせる。これにより、さまざまな交通手段からのセンサーデータ収集、AIを活用したデータ分析、事故削減のための行動予測・事故予測モデルを構築していく。

 Arm Treasure Data eCDPは、オンライン広告配信やマーケティング、CRM(顧客管理システム)などの領域において、顧客一人ひとりのデジタル上の行動ログデータや属性データなどのカスタマーデータを統合することで、パーソナライズを軸とした顧客ロイヤリティーの向上やデジタルによるビジネス変革を可能とするプラットフォーム。

 なお今回のプロジェクトでArmは、基盤の提供だけでなく、同社のデータサイエンティストが構築支援を行う。支援分野は、分析技術およびロジックの設計、データコーディネーション、分析データ整形、分析結果のモデル化など。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  2. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  3. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]