Oracleは米国時間6月26日、ブラジルのジョインヴィレに拠点を置くOxygen Systemsを買収したと発表した。Oracleはこの買収により、同国の中小企業市場でのシェア拡大を目指す。
チリのシステムインテグレーターSONDAからのスピンオフとして2017年に創業したOxygen Systemsは、NetSuite SuiteCloud Developer Networkパートナーとしてシステムのローカライズに取り組んでいる。
Oracleによる発表は主に買収の完了を伝える簡潔な内容となっており、買収により「国際的なグローバル顧客に対するOracle NetSuiteのサポートを強化し、ブラジルにおけるERPのローカライズエクスペリエンスをシームレスなものにする」としている。
ブラジルにおけるOracleの事業のうち20%は中小企業を対象としたもので、同社はここ数年、そうした企業の獲得に力を注いでいる。
Oracleの中小企業顧客は同社のクラウド製品を採用する傾向にあり、2016年にOracleがNetSuiteを買収して以来、それがより顕著になっている。
ブラジルのクラウドERP市場は同国の企業であるTOTVSが大きなシェアを占めるなか、Oracle BrazilのプレジデントであるRodrigo Galvao氏は中小企業の獲得は戦略上の鍵となる優先事項だと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。