Microsoftは米国時間10月16日、「Desktop Analytics」サービスの提供を開始した。Desktop Analytics(旧称「Windows Analytics」)は、管理されたWindowsクライアントについて、アップデートの可否に関する詳細情報をIT管理者に提供する。
提供:Microsoft
Desktop Analyticsは、企業のエンドポイントやアプリケーション、ドライバーに関する情報を提供するほか、アプリケーションとWindowsの最新の機能アップデートとの互換性を評価し、問題の軽減策を提案する。「System Center Configuration Manager」(SCCM)と連携する。
Desktop Analyticsは、SCCMと組み合わせると、企業内で稼働しているアプリケーションのインベントリ作成や、Windowsの最新の機能アップデートとアプリケーションの互換性評価、互換性に関する問題の特定、対策の提案、テスト用のパイロットユーザーグループの作成、テスト用デバイスや本番環境デバイスへの「Windows 10」の導入に利用できる。
Microsoftは3月に、Desktop Analyticsのパブリックプレビュー版をリリースした。同社は当時、筆者の問い合わせに対し、Desktop Analyticsは「Office 365 ProPlus」の互換性の評価には利用できないと認めていた。
Desktop Analytics利用するには、「Windows 10 Enterprise E3」「Windows 10 Enterprise E5」「Microsoft 365 F1」「Microsoft 365 E3」「Microsoft 365 E5」、「Windows 10 Education A3」「Windows 10 Education A5」「Microsoft 365 A3」「Microsoft 365 A5」「Windows Virtual Desktop Access E3」「Windows Virtual Desktop Access E5」、いずれかのサブスクリプションが必要だ。Windows 10長期サービスチャネル(LTSC) のアップグレードでの利用はできない。「インプレースアップグレードのサポートには最適」だが、32ビットのアーキテクチャーから64ビットのアーキテクチャーへの切り替えを伴うアップグレードには適していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。