ブラザー:低価格化、分散化に照準--ユーザーに様々な選択肢を - (page 2)

藤代格 (編集部)

2019-11-20 07:00

大容量インク+電話モデルのMFC-J1605DN(出典:ブラザー) 大容量インク+電話モデルのMFC-J1605DN(出典:ブラザー)
※クリックすると拡大画像が見られます

 2019年1月には、PRIVIOのA3ビジネスインクジェット複合機をアップデート。プリンターはA3ながらコピー、スキャンをA4として設置面積をコンパクトにした「MFC-J5630CDW」、ファーストタンクシリーズに電話機能を加えた「MFC-J1605DN」を追加した。

 また、5月には業務向けラベルプリンターとして感熱、熱転写兼用モデル「TD-4520TN」など5機種を、10月にはカバンに収まる薄型感熱モバイルプリンター「MPrint」シリーズのA7モデル「MW-170」を発表。より細かいニーズに対応できるようラインアップを拡充しているという。

ラベルやモバイルプリンターも拡充(出典:ブラザー)
ラベルやモバイルプリンターも拡充(出典:ブラザー)
活用シーンごとで紹介(出典:ブラザー) 活用シーンごとで紹介(出典:ブラザー)
※クリックすると拡大画像が見られます

 多岐にわたる活用方法が想定できるため、自社ウェブサイトでは想定の活用シーンや導入事例などを業種ごとに紹介する「ブラザービジネスNAVI」を展開。様々なコンテンツを揃えている。

 「シングル、複合機、カラー、モノクロ、インク、レーザーなど、幅広いラインアップあるのが強み。顧客に対してどのモデルがメリットがあるのか、コストも含めて提案していく」(野村氏)

クラウド連携に運用管理--ソフト面にも注力

 クラウドサービスとの連携にも対応。「Evernote」「Dropbox」をはじめとした各種クラウドサービスに直接アクセスできる。スキャン書類のアップロード、クラウド上のデータ印刷などがPC不要でできるという。ファクスはクラウドへの直接アップロードも可能。

クラウドサービスとの連携イメージ(出典:ブラザー)
クラウドサービスとの連携イメージ(出典:ブラザー)

 機器が増えれば増えるほど複雑化する管理者向けには、機器を管理できるWindows向けのソフトウェア「BRAdmin」を無償提供している。ネットワークに接続していれば機器の設定、ステータスの確認などがPC上でできるという。

 インク切れなどの消耗品の状態に加え、紙詰まりといったエラー情報などを管理者にメール通知可能。総務などの担当者が遠隔から操作、確認できるため、営業拠点などのサテライトオフィスの負担も軽減できるという。

 「本社以外の場合、総務などの担当がいない拠点も多い。地方拠点でもネットワークでつなげれば、業務外の雑務を削減できる」(野村氏)。JUSTIO、PRIVIOのほか、ブラザー製のスキャナでも活用可能。

離れていてもPCから確認できる(出典:ブラザー)
離れていてもPCから確認できる(出典:ブラザー)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]