Googleは、次期モバイルOS「Android 11」のデベロッパープレビュー2をリリースした。この早期ビルドにより、開発者は、5G接続に関連する新しいAPIや、折りたたみ式スマートフォン向けに開発中のユーザーインターフェース(UI)など、最新OSが提供する新機能を確認できる。
このリリースは開発者のみを対象としており、利用するには、「Pixel 2/2 XL」「Pixel 3/3XL」「Pixel 3a/3a XL」「Pixel 4/4XL」に手動でダウンロードしてフラッシュする。開発者は「Android Flash Tool」からもリリースを入手できるが、デベロッパープレビュー1またはデベロッパープレビュー1.1をすでに利用している場合は、OTAアップデートが可能だ。Android 11のベータ版リリースは5月に予定されている。
Googleはデベロッパープレビュー2で、5G関連の新たなAPIを追加している。5G state APIでは、ユーザーが「5G NR(New Radio)」または「NSA(Non-Standalone)」ネットワークを使用中かどうかチェックできる。開発者はこれを利用して、アプリの5G体験やブランディングを示すことができる。
またこのリリースは、開発者から最も多く寄せられた要望を実現し、折りたたみ式デバイスの正確なヒンジ角度がわかるようにしている。Android 11がヒンジ角度センサーに対応したことで、開発者はアダプティブな体験を構築できる。
さらにGoogleは、セキュリティや透明性、全体的な質に関連する複数の新機能を追加している。Android 11では、アプリはソフトウェアのOTAアップデート後、再起動してすぐにレジュームできる。これにより、ユーザーがデバイスのロックを解除しなくても、OTAアップデートに伴う再起動後にアプリが「Credential Encrypted」ストレージにアクセスし、通常の機能を再開してメッセージの受信を開始できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。