「Windows 10」テストビルドでWSLに対する「Fileエクスプローラー」統合が追加

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-04-09 13:42

 Microsoftは米国時間4月8日、「Windows 10」の最新テストビルド「Build 19603」を「Windows Insider Program」の「Fast Ring」向けに公開した。同ビルドには、「Fileエクスプローラー」の「Windows Subsystem for Linux」(WSL)に対する統合が含まれている。

Windows 10 Fileエクスプローラー
提供:Microsoft

 Linuxファイルへのアクセス機能は「Windows 10 1903」から搭載されていたが、今回の機能追加によって、ユーザーは(Fileエクスプローラーの左側にあるナビゲーションペインから)簡単にファイルにアクセスできるようになっている。Linuxアイコンを選択するとすべてのLinuxディストリビューションが表示され、そのうちの1つを選択することで当該ファイルシステムのルートディレクトリーに直接アクセスできる。

 今回のテストビルドでは、[設定]−[システム]−[記憶域]にクリーンアップの推奨機能が追加されている。この機能により、ユーザーは使用しているデバイスの「デジタルクレンジング」、すなわち使用していないファイルやアプリを単一のページにまとめて表示させ、何度かクリックするだけでそれらを削除できるようになる。

 なお今回のビルドに関するブログ投稿には、修正点や既知の問題も記されている。そのなかには、「Microsoft Teams」でビデオ通話を開始しようとした際に、一部のウェブカメラでは正しく機能しないという問題に対する修正も含まれている。

 また、同社は「Microsoft News Bar」のベータ版を公式に発表した。

 同社は、Windows 10のバージョン2004(以前は「20H1」と呼ばれていた)に搭載する機能をしばらく前に凍結している。同リリースは現時点でメインストリームユーザーに向けたロールアウトが始まっていないものの、今後の数週間で開始されるはずだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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