サイバーセキュリティカンファレンス「RSA Conference 2021 USA」の主催者は、新型コロナウイルスのパンデミックを受け、公衆の衛生および安全に関する懸念から、開催時期を変更すると発表した。
RSA Conferenceのシニアディレクター兼ゼネラルマネージャーであるLinda Gray Martin氏は、「RSA Conferenceは、2021年のイベントを2月から5月17日の週に変更することにした」と述べた。
「カリフォルニア州サンフランシスコのMoscone Centerでイベントを現地開催し、堅牢かつ革新的なバーチャルのエクスペリエンスも提供する」(Martin氏)
同カンファレンスは例年、2月末から3月初めにかけて開催されている。
RSAの主催者は、新型コロナウイルスのまん延が起こり始めた時期に2020年のイベントを現地開催したことで、激しく非難されていた。多くのテック関連イベントやセキュリティカンファレンスは中止、延期、オンラインでの開催となった。RSA Conferenceのイベント終了後には、少なくとも参加者2名が新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となったとされている。
RSAのアジア太平洋および日本地域でのイベント「Asia Pacific&Japan 2020」はオンラインイベントとして7月15〜17日に開催される予定だ。
RSAの主催者は、2021年の計画について細部まで詰め切れていないと述べる一方で、計画を策定していくなかで今後の情報伝達の透明性を高めていくと約束した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。