MS、「Windows 10 May 2020 Update」で廃止/開発終了した機能を発表

Liam Tung (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-06-01 10:24

 Microsoftは米国時間5月29日、「Windows 10 May 2020 Update」(バージョン2004)で開発を終了した機能と削除した機能を明らかにした。同社は27日に同アップデートの提供を開始していた。

 アクティブな開発が終了した機能は、今後のアップデートで削除される可能性がある。Microsoftは、Windows 10のメジャーリリースを公開するたびに、開発を停止した同OSの機能と削除した機能について説明している。

 MicrosoftがWindows 10 2004で開発を終了したのは、「Companion Device Framework」(コンパニオンデバイスフレームワーク)、旧式の「Microsoft Edge」ブラウザー、「Dynamic Disks」(ダイナミックディスク)の3つの機能だ。

 Companion Device Frameworkは、顔認証用の赤外線カメラなどが搭載されていないWindows 10 PCでIoTデバイスを「Windows Hello」の外部認証デバイスとして使用できるようにする機能で、承認された開発者のみに提供されていた。

 旧式の「EdgeHTML」ベースのMicrosoft Edgeには、新しい「Chromium」ベースのMicrosoft Edgeブラウザーに置き換えられている。

 Dynamic Disksは今後のリリースでRAID風の「Storage Spaces」(記憶域スペース)ソフトウェアに完全に置き換えられる。記憶域スペースは、ドライブの障害からデータを保護するのに役立つ。

 Windows 10バージョン2004から削除されたのは、「Cortana」の一部機能や「Windows To Go」機能、「モバイル通信プラン」および「メッセージング」アプリだ。

 Windows 10の最新リリースで、MicrosoftはCortanaアシスタントをスタンドアロンアプリとしてリリースすることを決定した。このバージョンのCortanaアプリは先週、Windows 10バージョン2004を実行しているシステム向けに提供が開始された。

 Microsoftは今後数カ月にわたって、「Microsoft Store」からのアップデートによって同アプリを更新および改善していく予定だ。最終的には、Cortanaを「Microsoft Teams」と統合して、ユーザーがTeamsモバイルクライアントで音声コマンドを使用できるようにする計画だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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