横河レンタ、Windows更新管理ツールでテレワーク環境に対応

ZDNET Japan Staff

2020-06-12 09:08

 横河レンタ・リースは6月11日、Windows 10運用ソリューション「Flex Work Place Unifier Cast」の最新版(v.5.8.4)の提供を開始した。新たに、テレワーク環境下のPCのOS更新を管理できるようにしている。

 Unifier Castは、半年や月次などのタイミングで公開される数GBにもなるWindows 10のアップデータを自動的に取得し、きめ細かいデータブロックとしてネットワーク上の端末に再配信することで帯域の負荷を軽減する。最新版では、アプリケーション管理・統制ツール「Flex Work Place AppSelf」と連携し、自宅などのテレワーク環境における端末でのWindowsアップデートを管理できるようになる。

更新管理の仕組み
更新管理の仕組み

 同社サービス&ソフトウェア事業部 推進課長の福田大次郎氏によれば、新型コロナウイルス感染症対策でのテレワーク導入拡大で、Windowsの更新運用に支障が出ているという。例えば、通常だとオフィスのLANに接続した場合にのみ行っているWindowsの更新が行えないケースがあり、従業員が自宅のインターネット回線で直接行ってしまうと統制を確保できなくなる。また、VPN回線を経由したテレワーク環境ではWindowsを更新する際に帯域が圧迫されて、業務システムの稼働に支障を来す恐れがある。実際に複数のユーザー企業からも相談が寄せられているという。

 このためUnifier Castの最新版では、VPN接続をすることなく管理者が許可したアップデータのみをインターネット経由で従業員自身がダウンロードし、在宅勤務中のPCでWindowsアップデートが適切に行えるようにした。この他に最新版では、Windowsアップデート失敗時のインテリジェンス機能を追加した。バージョンが古くアップデート失敗の原因となったアプリケーションを管理者に通知する。また、ボリュームライセンスではできなかったOffice 2019のC2R形式のアップデートにも対応した。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]