Microsoftは、「Windows 10バージョン2004」(May 2020 Update、20H1)を搭載したPCに、Officeアプリで図を描画すると外部ディスプレイの表示が消える不具合が存在することを認めた。
この不具合はBleeping Computerによって発見されたもので、Windowsリリース正常性ダッシュボードにはまだ掲載されていない。ただしMicrosoftは、外部ディスプレイの問題について詳しく説明したサポート情報を公開している。情報によれば、この問題は描画に対応しているどのアプリでも発生する可能性があるという。
サポート情報には、「Windows 10バージョン2004を実行しているデバイス(ノートPCやタブレットなど)と、接続されている外部モニターを使用してプライマリ画面を複製する場合、両方のモニターがちらつくことがあります。また、Officeアプリ(Wordなど)を使用して描画を実行しようとすると、外付けモニターが黒くなります。 これは、ホワイトボードなどの描画機能を備えたその他のアプリでも発生する可能性があります。 デバイスマネージャーでチェックインすると、グラフィックスコントローラーの横に警告アイコンが表示されます (黄色の三角形と感嘆符が付いています)」と記述されている。
幸い、デバイスを再起動すれば外部モニターの表示は回復する。ただ問題は、Microsoftがいつ頃この問題を修正するのかを明示していないことだ。
同社は「この問題はWindows 10バージョン2004での問題であることを確認しています。当社は今後のバージョンのオペレーティングシステムで問題を解決するための作業を進めています」と述べている。
Windows 10バージョン2004には、米国時間5月27日にメインストリームユーザーへの提供が開始されて以降、他にも多くの問題が報告されている。
例えば、MicrosoftはWindows 10バージョン2004がリリースされた直後に、ドライバーの互換性の問題が複数発生していることを認めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。