Microsoftは米国時間6月22日、IoTのセキュリティを手がけるCyberXを買収すると発表した。買収額は明らかにされていない。Microsoftは自社のIoTセキュリティ製品群にCyberXの製品やテクノロジーを統合していく計画だという。
提供:CyberX
Microsoftによると、顧客はCyberXのテクノロジーを用いることで既存のIoT資産を可視化し、それらの機器の管理やセキュリティを強化できるようになる。また、顧客は工場内やビル内の膨大な数の機器を把握するためのデジタルマップを見ることができるようになるため、セキュリティの状況や接続性を監視可能になるという。
Microsoftによると、CyberXのテクノロジーはITと運用テクノロジー(OT)のコンバージドネットワークをまたがって発生する可能性がある脅威の検知を支援することで、「Microsoft Azure IoT」サービスや「Azure Sentinel」といった製品を補完するという。
CyberXはマサチューセッツ州ウォルサムを拠点としており、2013年に創業された。これまでにも、同社のIoTセキュリティプラットフォームは、「Azure Security Center for IoT」と連携している。
Microsoftは2018年、IoT事業に4年間で50億ドル(約5300億円)を投資する計画を明らかにした。今回の買収はその一環となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。