SalesforceとSiemensは米国時間6月23日、新たなテクノロジースイートの開発で提携したと発表した。新型コロナウイルスの影響でリモートワークしていた従業員の職場への復帰を見据えた、タッチレスなオフィス環境の構築を支援するもの。両社はこの提携により、Salesforceの「Work.com」製品と、Siemensの「Comfy」や、IoTソリューション「Enlighted」などのスマートインフラサービスを組み合わせることになる。
提供される主な製品には、従業員がオフィスビルやエレベーターにアクセスする際に用いるモバイル入館証や、Comfyアプリを介して会議室やデスクを予約するオキュパンシー(占有)管理システムが含まれる。
Enlightedによって収集され、Comfy内で集積された、従業員の施設へのアクセスや、会議室やデスクの予約状況を含むオキュパンシーデータとロケーションデータは、Work.comでの手作業によるオプトイン型の接触追跡を強化するものとなる。
Work.comは施設の再開に軸足を置いている一方で、Salesforceは「Salesforce AppExchange」の法人向け「COVID-19 Resources」ページ上で、サードパーティーパートナーのリソースを集積してもいる。これらのリソースは、クラウドテレフォニーやデジタル署名ツールといった、施設の再開に先立って業務の運用を安定化するために活用できるツールに軸足を置いたものとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。