
SSL
Sharples氏によれば、SSLはNetscapeが1994年に開発した技術としてスタートした。1995年にSSL 3.0が公開されている。
「SSLがある意味で今でも生き残っている本当の理由は、この技術が標準化されたからだ。SSLは標準化されてTLS(Transport Layer Security)になり、基本的に業界全体がこの技術を利用しなければならなくなった。ブラウザーの開発者やウェブサーバーの開発者、コンテンツサーバーなどは、すべて同じ標準を使用しなければならなかった。なぜなら、それがウェブを機能させるための唯一の方法だったからだ」とSharples氏は言う。
「私たちは今、量子暗号や、128ビットの暗号を容易に破る可能性などによって、大きな岐路に立っている。SSLは長い歴史を持つ頼りになる技術だが、今後5年間でその存在が大きく揺らぐ可能性がある。今後は他の技術に取って代わられるかもしれない」
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