Microsoftは米国時間10月7日、Devチャネルで「Windows 10 Insider Preview Build 20231」を公開した。Build 20231には、通例の修正やアップデートとともに、Windowsの新しいセットアップページオプション、ファイルと既定のアプリとの関連付けに関する新しい管理オプションが含まれている。
提供:Microsoft
新しいOOBE(Out Of Box Experience:ユーザーがPCを箱から取り出して使えるようにするまでの体験)セットアップページオプションをすぐに利用できるのは、Devチャネルに登録している一部の「Windows Insider Program」テスターのみだ。このページでは、ユーザーが自分のデバイスで予定しているさまざまな使い方を選択する(スキップボタンもある)と、ニーズに合わせたツールやサービスを提案してくれる。カスタマイズオプションの中には、ゲーム、ファミリー、クリエイティブ、学習、エンターテインメント、ビジネスなどがある。
Build 20231では、企業ユーザーがファイルの関連付けをユーザー単位またはデバイス単位で変更することもできる。この変更は、既存ユーザーにも新規ユーザーにも適用され、管理者はさまざまな形式のファイルやリンクについて、どのアプリが自動的に開くかを設定できる。
Build 20231で、MicrosoftはDevチャネルに登録しているWindows Insider Programの全テスターを対象に、「Windows 10」のタスクバーで新しい「Meet Now Skype」ボタンも利用できるようにした。
MicrosoftはBuild 20231で、「Windows Subsystem for Linux」内でのvEthernetアダプターの接続不良に関する修正など、多くの修正を施した。これらの修正と既知の問題のリストは全て、Build 20231に関する7日付のブログ投稿に、箇条書き形式でリストアップされている。
Devチャネルで公開されるテストビルドは、特定のWindows 10機能アップデートのリリースと連動しているわけではない。Microsoftは2021年にWindows 10の「Spring 2021」(21H1)機能アップデートをリリースせず、(最初の「Windows 10X」のリリースのほか)「21H2」機能アップデートだけをリリースするのかもしれないといううわさがある。ただし、これについて、Microsoftはまだ公には何も言っていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。