マイクロソフトは、「Microsoft Teams」の「Project」と「Roadmap」アプリのリリースを発表した。Teamsのユーザーはタブで、刷新された「Project for the web」アプリにアクセスできるようになる。Project for the webは2019年にリリースされた。
提供:Microsoft
Project for the webは、クラウドベースの作業およびプロジェクト管理サービスだ。「Microsoft Power Platform」上に構築されている。2019年に一般提供が開始され、新しいメンバーをチームに追加する方法や、グリッド、ボード、タイムラインビュー(ガントチャート)を切り替えて進捗状況を追跡する方法が改善された。Microsoft Teamsや「Power BI」(ダッシュボードの作成など)、「Power Platform」のローコード/ノーコードツール、「Office」との連携も可能だ。
Microsoft TeamsでProjectとRoadmapのアプリがリリースされ、Teams内で新しいプロジェクトやロードマップを作成できるようになった。アプリは、チャンネルの上部にある「+」アイコンを使用して、タブとして追加することができる。
Microsoftは、「Teams内からProjectに直接接続できるようにすることは、Projectユーザーから要望が大きかった機能の1つだ。これらのアプリを使用すると、チームのプロジェクトのあらゆる側面に関して、1カ所で簡単に管理、追跡、共同作業することができる」と説明している。
Teamsのユーザーは、Teams内から作業時間や期間、リソースを設定する自動スケジューリング機能など、さまざまな機能にProject for the webからアクセスできるようになる。Microsoftは、ProjectとRoadmapをTeams内のアプリとして使用するためのガイドを公開している。
最近Teamsには、チャットやチャネル、タブでデータを整理できるようにするアプリが多数追加されている。
先週、「Salesforce for Teams」アプリのパイロット版のリリースが発表され、CRMと顧客データをTeamsチャネルやチャットに連携できるようになった。「Planner」アプリや「To-Do」アプリをTeams内で利用可能にする「Tasks in Teams」もリリースされている。
TeamsのRoadmapは、複数のプロジェクトを同時に進めているグループに、プロジェクトをつなぎ、状況を表示できるビジュアルな手段を提供する。
「Office 365」のユーザーは、Teams内で共有されたProjectとRoadmapを読み取り専用モードで見ることができるようになる。ユーザーがProjectとRoadmapを作成、編集するには、Project for the Webの適切なライセンスが必要となる。
Microsoftは、重要なProjectやRoadmapのアップデートをチームのアクティビティフィードで確認できるようにするTeamsの通知機能にも取り組んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。