アクセンチュアは、クラウドによるデジタル変革(DX)を支援する新組織「アクセンチュア クラウド ファースト」を設立した。今後3年間で30億ドルを同組織に投資するという。
この投資を通じ、クラウドをはじめとするテクノロジーのエコシステムパートナーとともに、業界ロードマップ、データモデル、ソリューション、クラウドAI(人工知能)データ、AIアーキテクチャーの構築や、さまざまな技術を統合したインフラストラクチャー、アプリケーション機能の強化に取り組む。またさまざまなクラウド関連ツールや資産の活用、自動化によるコスト削減やイノベーション推進、エッジコンピューティングやクラウド関連技術などの研究開発にも取り組む。
さらに新組織では、アクセンチュア インタラクティブが有するエクスペリエンス領域の知見なども組み合わせ、広範なサービスを提供していく。
また新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、レジリエンス(危機からの回復力)の向上、新たな体験や製品の提供のほか、消費者との信頼形成や構造的なコスト削減などにも迅速に対応してDXを進めていく必要がある組織も支援していく。たとえ危機的状況下であっても全ての利害関係者にクラウドの価値をもたらすことに特化した組織として、7万人のクラウド専門家が所属し活動していくという。