きらぼし銀行は、同行の給与前払サービス「前給」をベースに構築される新たなデジタルプラットフォームで、JBCCのセキュリティサービスを採用した。
前給は、給料日前に働いた範囲内でお金を受け取れるサービス。きらぼし銀行が展開し、きらぼし銀行のフィンテック子会社「きらぼしテック」が特許を保有、技術提供を行う。契約社数は、2020年3月時点で700社以上という。
同行は、このデジタルプラットフォームを「前給デジタルプラットフォーム」と呼の、電子マネー関連サービスとの連携強化やデジタルウォレット事業の拡大を目指し、きらぼしテックがクラウド上に展開している。
今回採用したJBCCのセキュリティとクラウドの運用サービス
同プラットフォームの稼動に伴い、決済やPayサービスなどの各種金融サービスと連携し、利用者に最適な金融サービスを提供することになる。そのためには、サービスの拡充に合わせて柔軟に対応できるクラウドの運用管理と万全のセキュリティ対策が重要になるため、同行では、JBCCのセキュリティとクラウドの運用サービスを採用することとした。
このサービスは、24時間稼動の運用センター「SMAC」でシステム環境を監視し、セキュリティアナリストがセキュリティの脅威となる事象の早期発見や分析、対応を行う。
クラウドのセキュリティ設定を世界標準のコンプライアンス基準で定期監査し、設定漏れ・ミスを防止し、外部からの不正なアクセスを検知・遮断し、マルウェアの侵入や感染拡大を未然に防止する。いつ、どこで、誰が、何をしたか、全ての操作をシステム上で記録し、情報漏洩や改ざんをリアルタイムで検知し、万一の際の迅速な対応を実現する。また、サーバーOSの脆弱性を定期的に収集・分析し、脆弱性に対するPDCAサイクルの強化を実現している。
JBCCでは、連携サービスの拡大や利用者の増加に応じて、最適なクラウド構成やセキュリティの運用内容を提案する予定で、同行での日々の煩雑な運用の手間を省き、クラウドの安定稼働とセキュリティの運用をトータルサポートする。