IBMからスピンオフするマネージドサービス企業の経営陣の陣容が次第に明らかとなり、米国時間3月3日には、主要な幹部2人の任命が発表された。まだ社名が決まっておらず、IBMがNewCo(新会社)と呼んでいるスピンオフ企業は、2021年末までに正式に独立企業になる予定だ。
IBMによると、Elly Keinan氏を新会社のグループプレジデントに、Maria Bartolome Winans氏を最高マーケティング責任者(CMO)に任命したという。最高経営責任者(CEO)には、Martin Schroeter氏が1月15日に就任している。
このスピンオフ企業は、115カ国に顧客4600社超を抱え、従業員数は約9万人となる。IBMは、マネージドインフラ部門について、Fortune 100企業の75%以上を顧客とし、600億ドル(約6兆4200万円)の受注残高があると述べている。
IBMによると、マネージドインフラ部門は、インフラのモダナイゼーションのために小回りの効いた動きができるようになり、すべてのクラウドプロバイダーとの提携も可能になるという。新会社は、分社化後にIBMのパートナーにもなる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。