ステータス別の一覧を作成してグラフ機能を活用すれば(図3)、どの状態に何件の問い合わせがあるか、対応の優先順位付け、依頼者への現在の混雑状況の周知が可能です。対応を急かす連絡の防止が期待できます。
この一覧は対応者別の表示など、さまざまな集計を設定できます。対応件数の多少によらず、顕在化されにくいヘルプデスク業務が周知しやすくなります。
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他にも、通知の設定を細かく、かつ簡単に実装できます。期⽇管理でアラートのメール送信もでき、期⽇遅れや対応忘れを防止できることもkintoneで見逃せない機能です。
質問しやすい環境づくりがレベルアップに
kintoneは、プログラミング技術不要、ドラッグ&ドロップで作成でき、チームで円滑に情報を共有できます。
kintoneで構築した社内ヘルプデスクそのものへの改善要望もすぐに実装し、現場に合わせてどんどんレベルアップできるのは、導入後もユーザーが育てていくスタイルのkintoneならではです。
例えば、kintoneへの⼊⼒⽅法を質問する問い合わせに対しては、単に⼊⼒⽅法を回答するだけでなく、⼊⼒しやすいkintoneアプリになるような⼯夫として、操作ガイドを⼊れることもできます(図4)。⽂字の⼤きさや⽂字⾊を変更してガイドを設置すると、ITが苦⼿な⽅でも使いやすくなり、いわゆる“IT介護”の機会も減ることでしょう。
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