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「マシンはレースごとに変化する」--レーシングチームはアジャイルマネジメントの最前線

Mark Samuels (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2021-07-01 06:30

 現代の経営者の多くはアジャイルリーダーシップの原則を取り入れようとしているが、それが既に常識になっている業界もある。それもかなり昔からのことだ。

 Williams F1の最高情報責任者(CIO)であるGraeme Hackland氏は「フォーミュラ1(F1)の世界はアジャイルの典型だと思っている」と話す。同氏によれば、Williams F1のレーシングチームは、アジャイルの手法で成功しているビジネスの特徴である、反復的なスプリントと分散型の意思決定プロセスを業務の柱にしているという。

 「組織全体がマシン中心に作られており、常に実験を行っている。フリー走行で走行するマシンは、テストで走行しているマシンと全くの別物であり、予選を走行するマシンともまた別物だ。マシンはレースごとに変化する」とHackland氏は言う。

 Sylvan Filippi氏がマネージングディレクター兼最高技術責任者(CTO)を務めるフォーミュラEのレーシングチーム、Envision Virgin Racingでも状況は同じだ。Filippi氏によれば、反復型開発やフラットな組織構造、分散型のリーダーシップなどのアジャイルの原則は、このスポーツで成功するための鍵だという。

 「私たちは、常にマシンと仕事の進め方を進化させ続けている」と同氏は言う。「競争の激しいスポーツでは、どんな競技でも同じような文化を持つ傾向がある。さもなければ成功は望めないからだ」

 現代のビジネスリーダーの多くが今ではアジャイルマネジメントの価値を理解しているが、Filippi氏によれば、モータースポーツにはいまだに他の産業が学ぶべき多くのベストプラクティスが残っているという。

 何よりも重要なのは、一つのビジネス目標に全ての力を集中した方がアジャイルアプローチの効果を発揮しやすいということだ。

 「この競技では成績と勝利が全てだ」とFilippi氏は言う。「そのことが他の分野では得られないような集中力を生み出している。これは結果が非常に明確だからだ。私たちが力を合わせて成果を出すための全ての要素にそのことが織り込まれている」

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