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“リアル以上”を実現する--シスコ、「ハイブリッドワーク」を支援する新機能

大場みのり (編集部)

2021-07-08 11:57

 シスコシステムズ(シスコ)は7月7日、「ハイブリッドワーク」をテーマに、ビデオ会議ツール「Webex」の最新情報を紹介した。

 シスコが同社の従業員を対象に調査を実施したところ、7割以上が「コロナ禍以前は、ほぼ毎日出社していた」と回答した。だが、「今後どの程度出社することを希望しているか」という質問に対して、「毎日」と答えたのは2%しかいなかった。そして約8割は、月2~3回の頻度で必要な時のみ出社することを希望している。

 代表執行役員 社長の中川いち朗氏は、「かつてのようなオフィス中心の働き方に戻ることはないと考えるべき。コロナ禍以前、リモートワークはあくまで補完的な働き方だったが、現在は主流となっている。企業は今後、どのような勤務形態でも従業員が生産性を落とすことなく、むしろ最高のパフォーマンスを上げる『ハイブリッドワーク』の世界を実現しなければならない」と語った。

 ハイブリッドワークの流れを受け、シスコはバーチャルをリアルに近づけて、「対面でのコミュニケーションよりもいい」とユーザーに思ってもらえる環境を作ることを目指している。

 その旗印として米Cisco Systems(Cisco)は6月、Webexのリブランディングを発表した。ロゴを「バーチャルとリアルのシンクロ」を表すものに刷新したほか、これまで個別に提供していたウェブミーティング、端末、メッセージング、電話、コンタクトセンターなどをまとめ、コミュニケーション基盤として顧客に提供する。

 Ciscoは、2020年9月~2021年5月にかけて800以上の機能追加を行い、それを補完する企業を4社買収した。

 アップデートの例として、会議の双方向性とエンゲージメントを向上させるツール「Slido」がある。Ciscoは2020年12月、同名の企業Slidoを買収し、Webexに統合した。ウェブ会議では、特定の人物が発言し、その他の参加者の没入感が欠落してしまうという課題がある。同ツールでは、双方向のコミュニケーションを実現するため、質問の募集、トレーニングの途中や最後に行う定着度クイズ、投票とその結果の可視化といった機能を用意している(図1)。

図1:同日の説明会で実施されたデモでは、定着度クイズとして「次の機能のうち、過去9カ月間で実装された機能を全て選んでください」という設問が用意され、出席していた記者たちが参加した。正解は「4つの機能全て」だった(出典:シスコ)
図1:同日の説明会で実施されたデモでは、定着度クイズとして「次の機能のうち、過去9カ月間で実装された機能を全て選んでください」という設問が用意され、出席していた記者たちが参加した。正解は「4つの機能全て」だった(出典:シスコ)

 シスコは、クラウド電話サービス「Webex Calling」も提供している。同サービスでは、PCや固定電話をクラウド環境につなぐだけで、スマートフォンでも固定電話の番号を利用することができる。コロナ禍に伴い、これまで外出先での業務がなかった人々にも社用スマートフォンが渡されるようになった。だが、個人の番号は取引先などにあまり知られていないため、電話相手は誰がかけてきたのか分からないことがある。

 同サービスでは、ユーザーが電話をかけると相手の画面にはユーザーの会社の電話番号が表示されるため、安心して電話に出ることができる(図2)。

 また、リモートワークでは部門宛ての電話がつながらないという課題がある。企業によっては、部門宛ての電話を取るために出社しなければいけないこともあるという。同サービスでは、例えば取引先から総務部門宛にかかってきた場合、「総務部門宛」という文言を表示する。担当者の一人が電話に出ると他のメンバーの電話は切れるため、誰かが対応してくれたと分かる。

図2:ユーザーの画面(左)と取引先の画面(右)のイメージ。ユーザーはスマートフォンでかけても取引先の画面には「03」から始まる会社の電話番号が表示される(出典:シスコ)
図2:ユーザーの画面(左)と取引先の画面(右)のイメージ。ユーザーはスマートフォンでかけても取引先の画面には「03」から始まる会社の電話番号が表示される(出典:シスコ)

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