今後導入したいのは電子契約、2番目にセキュリティ--コロナ禍で課題が表面化

藤代格 (編集部)

2021-08-24 07:15

 法人向け通信販売サービス「ASKUL」などを事業とするアスクル(江東区、連結従業員数3297人)は5月28日~6月7日、職場でのITツール導入をインターネット調査。

 同サービスに登録する25を超える業種、全国2693の事業所から回答を集め、コロナ禍に伴う働き方の変化で、ITツール導入の課題がようやく表面化したと伝えている。

 今後導入したいITツールは、最多が「電子サイン、電子署名、電子契約ツール」の22.7%。「情報セキュリティ」「会計、経理」「人事労務」と続き、上位4項目は2割を超えたという。

導入したいITツール(出典:アスクル) 導入したいITツール(出典:アスクル)
※クリックすると拡大画像が見られます

 業種別では、「教育」「介護、福祉」「各種組合や団体、施設や機関」での「ウェブ会議、テレビ会議システム」が、特に票を集めたという。

業種別回答1(出典:アスクル) 業種別回答1(出典:アスクル)
※クリックすると拡大画像が見られます

 そのほか特徴的な傾向として、「不動産」における「名刺管理」、「製造」における「生産管理」、テレワークが特に進んでいると見られる「IT、情報、通信サービス」の「電子サイン、電子署名、電子契約ツール」などが高かったとしている。

業種別回答2(出典:アスクル) 業種別回答2(出典:アスクル)
※クリックすると拡大画像が見られます

 これらを仮に導入した場合に想定できる弊害を聞いたところ、「導入する費用」が最多の47.8%。「導入するツールやシステムの理解度」「導入後に活用されるかわからない」などが続いている。

導入する場合に想定される課題(出典:アスクル) 導入する場合に想定される課題(出典:アスクル)
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]