Box Japanは、パナソニック インフォメーションシステムズが新たなコラボレーション基盤に「Box」を採用したと発表した。
パナソニック インフォメーションシステムズはクラウドネイティブ化を推進しており、短サイクルでサービス開発できる環境の構築を目指している。サプライチェーンやエコシステムとの情報共有やコラボレーションにおいて、ギガバイトを超える大容量ファイルのやりとりやモバイルデバイスでのアクセスも必須となっていた。
これらの業務ニーズやセキュリティ対策の理由から、メール添付依存(PPAP)からの脱却や業務に必要な情報共有を操作性良く行い、業務効率を上げる基盤の刷新が求められていた。同社は、これらの課題を解決するためにBoxを中心に各クラウドサービスをマイクロサービス化し、シンプルな操作環境と高いセキュリティレベルを保ちつつ、容量ファイルやモバイルへの対応も行える基盤を実装した。
同基盤を利用することで、例えば外部との共有にはファイルをドラッグ&ドロップやマイクロサービスによる正しい宛先挿入といった、煩雑な操作が不要なサービス連携も行えるようになった。同基盤でファイルを共有すれば、Boxによるウイルスチェックやマルウェアチェックが行われるとともに、メール添付による共有も必要なくなり、脱PPAP対策にもなる。さらに全ての操作証跡が取得・保管されるため、平時・有事を問わず監査にも利用でき、全体的に情報ガバナンスを強めることが可能となった。