Microsoft傘下のLinkedInは米国時間2月28日、マーケティング分析を手がけるイスラエルの新興企業Oribiを買収することで合意したと発表した。買収金額は明らかにされていない。OribiのテクノロジーをLinkedInのマーケティングソリューションプラットフォームで活用する計画だ。
LinkedInのマーケティングブログで、「Oribiのテクノロジーをわれわれのマーケティングソリューションプラットフォームに統合することで、顧客は強化されたキャンペーン属性を活用し、広告戦略のROI(投資対効果)を最適化できるようになる。つまり、顧客は自動化されたタグや、コードフリーテクノロジーを用いて、ウェブサイトのコンバージョンを今までよりも容易に測定できるようになるほか、より手応えのあるオーディエンスを構築できるようになる。これらすべてを、プライバシーファーストなかたちで設計に組み込む」と説明されている。
買収契約の一環として、同社はイスラエルのテルアビブにLinkedInのオフィスを開設する計画だ。
同社はOribiの買収が完了した後も、「会員や顧客がわれわれと共有することを選択したデータについて、彼らが厳格に管理」できるようにする計画だとしている。
TechCrunchは、情報筋によると、MicrosoftはOribiに8000万~9000万ドル(約92億~103億円)を支払ったと報じている。Oribiの主な競合サービスの1つは「Google Analytics」だ。
Microsoftは2016年にLinkedInを262億ドルで買収した。2021年には、LinkedInの年間売上高が10億ドル(約1100億円)を上回ったことを明らかにしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。