NVIDIAとエクイニクス・ジャパンは4月13日、両社のテクノロジーを利用して人工知能(AI)開発を支援する「LaunchPad」プログラムの国内提供を開始すると発表した。
LaunchPadは、NVIDIAのさまざまなAI開発のソリューションとエクイニクスのデータセンターのリソースを組み合わせて提供するもので、データサイエンスやAIのワークロードのテスト、プロトタイプ作成などを支援する。
両社は、AI開発に取り組む企業の多くが概念実証(PoC)を行えても、本格運用に向けた環境整備や運用が複雑なことや、セキュリティ、プライバシーに関する懸案事項への対応の難しさなどから本格運用に至れていないと指摘。このプログラムでこうした課題への対応をサポートすることにより、AIのビジネス機会の創出を支援すると説明する。
LaunchPadでは、NVIDIAのAI基盤「DGX」で動作するトレーニングや推論用のアルゴリズムなどを試用できる。NVIDIAの各種のAI運用機能やサービスのほか、VMwareの「vSphere」やRed Hatの「OpenShift」などでAIのワークロードを実行する「NVIDIA AI Enterprise」も評価できるとする。
今回のプログラムは、日本を含む9地域のエクイニクスのデータセンターで展開されるといい、高速回線で相互接続された各地域のデータセンターや企業のオンプレミス環境を接続してのAIの展開も行えるという。