日立製作所は8月1日、オンプレミス環境を含むハイブリッドクラウド環境のITインフラの運用サービス「ComiComiCloud/ハイブリッドクラウド運用サービス」を9月1日から提供すると発表した。
新サービスは、同社が2013年から提供している従量課金型プライベートクラウドサービス「ComiComiCloud」の対象に、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoftの「Azure」のパブリッククラウドおよびユーザー企業のオンプレミスを追加したものになる。ComiComiCloudでは、顧客が指定する場所に日立の資産としてハードウェアを設置し、完全クローズドな顧客占有のプライベートクラウド環境の構築、運用、保守などを日立が基本料金不要の従量課金制で提供している。
サービスイメージ
同社は、企業顧客がIT環境をオンプレミスからパブリッククラウドやプライベートクラウドへ移行したり、逆に企業の方針や業務の性質上を理由にクラウドからオンプレミスへの回帰を検討したりする動きが見られると説明。こうした企業の要件を満たすためにハイブリッドクラウド運用へのニーズが高まっているとしている。
新サービスの利用料金は個別見積もりとなっている。