アフラック・日立ら、従業員を当事者とした「キャンサーエコシステム」構築で協業

NO BUDGET

2023-09-14 07:44

 アフラック生命保険、日立製作所、GlobalLogic Japanは9月12日、がんに関わる社会的課題を包括的に解決するために、さまざまなステークホルダー(利害関係者)が連携する仕組み「キャンサーエコシステム」の構築に向けた協業を開始した。

 3社は、2022年12月から日立の職域をフィールドにした先行検討のプロジェクトを推進しており、アフラックが掲げる「職域版キャンサーエコシステム」構想に対し、GlobalLogicが持つデザイン主導のデジタルエンジニアリングを駆使し、がんに罹患した従業員に対するインタビューやワークショップなどを展開してきた。

 職域版キャンサーエコシステムは、がん罹患の前後で経験する当事者の道のり(サバイバージャーニー)に寄り添い伴走する職場や組織の仕組み。これまでの取り組みでは、社内支援制度の現状を整理しながら、従業員に対する各種調査から導いたペルソナのサバイバージャーニーを作成した。そして、これまでケアが行き届いていなかった課題をエンドユーザーである従業員視点で徹底的に洗い出し、ありたい姿の方向性と20の施策アイデアを検討した。

先行して実施したアイデア検討ワークショップの様子 先行して実施したアイデア検討ワークショップの様子
※クリックすると拡大画像が見られます

 3社は今後、先行プロジェクトで導き出した20の施策アイデアを基に、日立の職域における実装と展開を目指すとともに、他の企業や領域、社会全体への展開も見据えたアイデアの具体化や検証を進める。2024年中を目標に職域版キャンサーエコシステムを実現するプラットフォームの設計と実装を進め、企業としての従業員のウェルビーイング向上を目指す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]