Wovn Technologies(WOVN)は、ハウステンボスが公式アプリにアプリ多言語化ソリューション「WOVN.app」を導入したと発表した。
公式アプリでは場内マップルートや、施設の待ち時間情報などを提供しており、モデルコースを提案する機能もある。今回の導入で英語、韓国語、タイ語、中国語(簡体字、繁体字)で閲覧できるようになった。
今回の導入でさまざまな国からの訪日客にも充実したパーク体験を提供できるようになる。また公式アプリに多言語で情報を集約することにより、パーク内にある紙に印刷された掲示物やマップの消費量を削減できる。ハウステンボスでは、年間6つのシーズンごとに各種コンテンツが更新されており、その翻訳・印刷には多大な人的リソースとコストがかかっていた。

公式アプリの利用画面
WOVN.appは、45言語(79の地域言語)に対応し、言語も簡単に追加・変更できる。
ハウステンボスではWOVN.appとWovn Technologiesのウェブサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」を併用することで、ウェブサイトで多言語化したコンテンツをアプリでもそのまま活用できることを高く評価した。これにより、表記のゆれを防ぎ企業全体での効率的な翻訳運用を実現できる。
さらにWOVN.appでは、既存のアプリにSDKを組み込むだけで簡単にアプリを多言語化できることも採用の大きなポイントになったという。これにより各言語分のアプリをスクラッチで開発するのと比べて開発にかかるコストを大幅に削減できる。